慰謝料の相場

交通事故における慰謝料の相場とは


交通事故における慰謝料とは、事故によって負った精神的苦痛に対して支払われる金銭のことです。そのため本来では、その人の思うままの金額を提示することができるのですが、それが認められるとは限りません。そのため、損害保険の会社や弁護士会においては、慰謝料の相場や算定法が決まっています。

まず、車を運転する人が加入する保険は、大きくわけて2種類あります。ひとつは自賠責保険というもので、これは加入が義務付けられているものです。この保険は万が一、交通事故を起こして相手に損害を与えてしまった場合に相手に対して補償をするというものです。この自賠責保険においては、1日あたり一律4200円と決まっています。これと治療の期間を足すことによって総額が算出されます。この治療期間は、計算方法が2つあります。ひとつは入院期間と通院期間をあわせたもの、そしてもうひとつは実際に通院した日数を2倍したものです。この2種類の日数が少ない方が採用されることとなっています。たとえば、交通事故にあい、その治療のために5日間入院し、その後の通院期間が10日だった場合、(実際に通院していたのは4日)その計算は5日足す10日となり、それに4200円をかけて6万3千円が慰謝料の相場となります。
また、自賠責保険においては、最高額が決められています。その額は120万円となっているので、計算をしてそれを超える場合には、超えた部分は加害者本人が支払うか、任意保険で支払うこととなります。

また、治療においては、病院だけではなく、接骨院や整骨院などにおいても治療を受けることができます。捻挫をしたり、打撲をしたりと、外傷であれば整骨院を利用する権利が自賠責保険においても認められています。保険会社や、医師はこの権利を侵害することはできません。整骨院へ行く場合には、病院で検査をうけた上で、捻挫や打撲などの疾病名がかかれた診断書を作成してもらうことが必要となります。そうすることで、その診断書に記載されているけがに対する治療を、相手の保険会社が補償するという形で受け取ることができます。

また、万が一被害者が、交通事故によって死亡をした場合には、その死亡者が一家の大黒柱であった場合と、そうでなかった場合には慰謝料の算定額がかわります。また、交通事故によって後遺症が発症してしまった場合には、その後遺症に対しても慰謝料を請求することができるようになっています。”